本当の『生命に関わる危険な暑さ』
日本列島のここ数日の災害級の危険な暑さにより、かのディズニーリゾートのパレードや一部のショーが中止になったというニュースを見た。
災害級の危険な暑さに至らなくとも、真夏のTDLは地獄である事には間違いない。
(俺が真夏のディズニーで死にかけた記事はこちら↓)
勿論、来場者の負担を考慮しての対応だというのはわかるが、一番『生命に関わる危険な暑さ』に直面しているのは、何を隠そう全身着ぐるみに包まれたままキャラクターを演じている中のキャストなのだ。
中に人が入っているというその事実を一瞬忘れがち(←これもディズニーマジック?)になってしまうのだが、暑さと息苦しさでパンツまでぐっしょり汗まみれになって奮闘しているであろう彼ら、彼女達の『生命に関わる危険』を今回のニュースを見て真っ先に心配になってしまったのだ。
見るからに重くて暑苦しいキャラクターの頭(?)を被り軽妙な動きで来場者に愛嬌を振舞うその姿はもはや涙なしでは見れないほど....。
キャラクターの頭をなれなれしくポンポン叩いてみたり、後ろからカンチョーする素ぶりを見せるのはもうやめようと思う。(今までやってたんかいっ!!!)
キャラクターグリーティングを見ていても、途中で休憩の為(交代の為?)に一旦退場してるけど、夏場はもっと頻繁に交代するべきだと思う。
皮膚呼吸もままならない状況でこまめな水分補給も出来ないとなると、グリーティング中に倒れてしまっても不思議ではない。
何なら、入・退場時には宇宙飛行士のように頭部だけ小脇に抱えた状態でショーやグリーティングに臨んでもよいのではないかとさえ思ってしまう。(↓こんな感じ)
中に入っている人があまりにもキャラクターとかけ離れた俺のような中年のオッサンだったら、きっと子供たちはギャーギャーと泣きわめき出してあっという間に収拾がつかなくなってしまうだろう。
そしてそのうち『スペースマウンテン』を超える絶叫アトラクションになってしまうかもしれない。(←あほ)
いかにも女の子のように内股でかわいらしい振る舞いをしていたとしても、いざ退場時になったらおもむろに頭部を外し、ゆでだこの様に茹で上がった汗まみれの真っ赤な顔をさらけ出して、
『あっぢぃ~~~!!』
などと汚いダミ声でほざいた日には、もはやその時点で夢の国は崩壊してしまうだろう。
むしろ外した後の薄い後頭部を見て、
『ハゲとるやないかっ!』
と突っ込みが入る位になれば俺は、
『まだまだこの国も捨てたもんじゃないな....』と思ってしまうかもしれない…(し、もう終わってると思うかもしれない…。)