週刊中年オッサンデー

中年おっさんの趣味や日々のくだらない話

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山下久美子『抱きしめてオンリィ・ユー』

昨日の『資生堂VSカネボウCMソング戦争』で思い出したのが、

1982年夏のカネボウ化粧品のCMに起用された山下久美子の『赤道小町ドキッ』

 

そのシングル曲と同時発売された4thアルバム『抱きしめてオンリィ・ユー』には、なんと方向性の違いとやらで収録されていないという、今では考えられない戦略。

CMタイアップ曲が入っているだけで、そのアルバムのセールスにも大きく係わってくるわけで、案の定CM効果もあって山下久美子が世間に広く知れ渡るきっかけにもなった曲だけに、もったいない感じもするけど、コンセプト重視(アルバム重視)としたらそれはそれで勇気のある素晴らしい選択だと思う。

『総立ちの久美子』や『ロックの女王』などいう異名を得ていた当時のイメージの裏で、タイトルチューンの『抱きしめてオンリィ・ユー』や作詞下田逸郎の曲が大沢誉志幸という黄金コンビの手による『時代遅れの恋心』、そしてラストの『LOVER MAN』に至るまで、胸にしみるバラードの名曲がこれでもかと溢れている。

山下久美子唯一無二の独特の歌声がこれらの歌詞の情景を鮮明に思い起こさせ、そして胸を締め付けてくる。

 

初めて聴いてからもう40年

今でもこれらの曲を聴くとあの頃と同じようにせつない気持ちになる。

 


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