早く抱いて〜下田逸郎/伊東ゆかり
アマゾンプライムビデオで『火口のふたり』という映画を見た。
柄本佑と相手女優(瀧内公美)だけの演出で、がっつり絡みのシーンとこれまたがっりの食事シーンに引き込まれてしまう、そしてなんとも哀愁の漂う良い作品だった。
そしてこの映画の主題歌にもなっている伊東ゆかりの『早く抱いて』が素晴らしくいい!!
あの下田逸郎の作詞・作曲で色んなアーティストがカバーしてるけど、この伊東ゆかりバージョンが最高にグッとくるね!!
この映画にピッタリとはまっていて、とにかくこの曲と映画のシーンが頭から離れないのだ。
下田逸郎は、昔甲斐よしひろの『サウンドストリート』でよく曲が流れていたり、番組内で企画されたカラオケ大会にゲストで出ていたりして、その後アルバムを手に入れるくらい気に入って聴いていた。
『セクシィ』や『ラブホテル』などは、今聴いてもやはり名曲である。
ノスタルジックなメロディーも然ることながら、歌詞が素晴らしくいいのだ。
山下久美子の『時代遅れの恋心』もこの人が作詞している(作曲は大沢誉志幸)のだが、やはり時代を超えた名曲で、たまに無性に聴きたくなるのだが、そのたびに胸がいっぱいになってしまう。
まさか映画『火口のふたり』で、同じような衝撃を受ける曲に出合えるとは思わなかったよ。
伊東ゆかりの大袈裟じゃなく、さらりと歌い流すところが逆に沁みるんだよな...。
下田逸郎の言葉の選び方は、やはり天才だ。
早く抱いて上手く抱いて
何をためらっているの
間がずれると剥がれ落ちるの
なだめ続けてきた恋は
今になってあばいたって
虚しくもなれない
この伊東ゆかりバージョンが最高!!