さよなら、チャーリーワッツ
今朝のYahooニュースで衝撃を受けた。
ローリングストーンズのドラマーであるチャーリー・ワッツが亡くなってしまった。
バケモノのようなロックバンドだけに、いつまでも転がり続けてバンド活動が続いていく事を信じて疑わなかった。
そりゃあ、そうだよな...。80才だって...。
2001年のジャズバンドでのライブを青山で見た。
普段行きなれているロックのライブとはあきらかに違う異様な雰囲気に、若さでぎらついていた俺にはかなり場違いな感じで、ものすごく高いチケット代を払ったような気がして後悔したものだった。
『フロム・ワン・チャーリー』というボックスセットのCDも買ったのだがほとんど聴いていない。
やはりストーンズでドラムを叩くチャーリーが最高だった。
よくチャーリーはドラムが下手だと言う奴らがいたが、あの独特のグルーヴはジャズドラマーであるチャーリーならではであり、キースのギターに合わせるリズムだからこそ産まれた唯一無二のストーンズサウンドだった。
今朝、通勤の車の中で『Tattoo You(刺青の男)』を聴いた。
奇しくも8月24日に発売40年を迎えたという大好きなアルバムである。
映画館で公開された『Let's Spend the night together』で初めて見た動くストーンズ(笑)のチャーリーやキースのプレイがすぐに思い浮かんだ。
ピッチピッチのパンツでタコ踊りをするミックの後方で、スケベ顔のビル・ワイマンがニヤついている。
突っかかるキースとロンのリズムに合わせるチャーリーのハイハットの後を追っかけていくビルのベースのこの調和が危なっかしく、そして非常にスリリングでかっこいいのだ。
今年の10月22日に40周年記念のBOX SETが発売されるという。
昔、新宿で買い漁ったブートレグで聴きまくったアウトテイク(未発表曲)が収録されるとの事なので、これは久々に楽しみである。
いつまでも存在し続けると思っていたローリングストーンズ
当たり前だけど、永遠ではない事にいまさら気がついたよ...。
さようなら、チャーリー
御冥福をお祈りいたします。