もう、ただのアイドルではない ムーンライト～重岡大毅～

娘の大好きな『ジャニーズWEST』

そのメンバーである重岡大毅の作る曲が俺は大好きだ。

メトロックのライブ映像でも話題の『ムーンライト』というナンバー、この作詞作曲を手がけているのが重岡である。

そもそもこの曲は、２０２１年にシングルとして発表されたあいみょんが書き下ろした『サムシング・ニュー』のカップリング曲でアルバム未収録なのだが、Mixed juiceのライブ以降、終盤の定番曲になっている。

とにかくメロディーも然ることながら歌詞が素晴らしい！

手を突っ込めばポケットの中　宇宙行きチケット

縁石に乗り込み青空へ　やじろべえしよう

真昼間の月に僕は種を植えに行くんだ

誰も見ちゃいないし見たこともない　花を咲かそう

どこまで行こうか　まだ何も決めたくないな

どこまでも行けそうな気がしてさ　Not yet

知らない明日へセイグッバイ　今だけは歌ってたいや

ここだけの話をしよう

世界が止まっても　僕は止まりゃしないんだ

現在のグループの勢いそのままの思いが歌詞に込められていて、

どこか懐かしくて優しいメロディーに乗っかって胸に響く。

２番の歌詞の中の

真昼間の月に種を植えてみたくなったのは

いつか君を襲う夜の底　一輪の光を

という部分に、重岡大毅という人間が見えた気がした。

飾り気のないシンプルなビジュアルからも、ブレない一本芯の通った真っ直ぐな性格は以前から窺がえてはいたが、それが本物であると確信した。

もうすでにジャニーズというアイドルを超越しちゃってるのではないだろうか

ちなみに重岡の他の作品に『間違っちゃいない』と『To you』というナンバーがあるのだが、どちらもただのアイドルが作れるような曲ではない。

この先、アーティスト重岡大毅がどこまで進化し続けるのか？

非常に楽しみだ。