YESもNOもありゃしない〜どっちみち俺のもの/甲斐バンド~
甲斐バンドの曲の中でも、5本指に入るくらい好きな曲
♪ 3秒間で惚れたのさ~ おまえと出会ったその時 ♪
十代後半から二十歳くらいの頃、ちょっと可愛いいってだけですぐに惚れちゃって、でも硬派を装ってる手前、強がって思いも伝えられずに悶々としていた日々
♪ YesもNoもありゃしない、他の奴に取られても
どうせいずれおまえは どっちみち俺のもの ♪
このサビのフレーズを何十回、何百回と繰り返し口ずさみながら、どれだけこの曲に勇気づけられて、救われてきた事だろう。
『今はあいつのカノジョかも知れんけど、いずれどっちみち俺のものだよ」
カッコイイ!
俺はそうやって常に自分を納得させて、そして前を向いて歩いて来たんだ!
♪ ギター燃やしてもいいよ 家も車もあげる
♪ だから心それだけは 踏みにじらないでおくれ
♪ ボロボロになるその前に オイラのすべてをあげる
女に惚れるというのは、こういう事だ。
ボロボロになって、何もなくなってもお前さえいれば生きていけるんだ! 恋に落ちたら腹も減らない!みたいな...(笑)
1981年にリリースされた甲斐バンド8枚目のアルバム『破れたハートを売り物に』に収録。
このアルバムの「ランデブー」から「ジャンキーズロックンロール」までの流れがすごく好きなんだよね~
当時ARBのメンバーだった田中一郎がレコーディングに参加していて、 めちゃめちゃカッコイイギターを弾いてますが、 なんとなくストーンズの『イッツオンリーロックンロール』や『BLACK&BLUE』セッションに参加していた 当時フェイセズのロニーのイメージと重なってしまう。
思えば、バンドとしての『甲斐バンド』は、このアルバムが最後になってしまった気がする。