週刊中年オッサンデー

中年おっさんの趣味や日々のくだらない話

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5番ライト末次

今でこそバカがつくほどのロッテファンになってしまったが、野球に興味を持ち始めた小学3年生の頃は巨人ファンだった。

TVの野球中継といえば巨人戦だったので、当時は圧倒的に周りも巨人ファンが多かった。

長嶋が現役を引退し監督になり、最下位に陥った後にチームを立て直す時期だった。

当時のオーダーは、

1番センター柴田

2番サード高田

3番レフト張本

4番ファースト王

5番ライト末次

6番セカンドジョンソン

7番キャッチャー吉田

8番ショート河埜

9番ピッチャー

といったラインナップだった。

ライトに淡口、セカンド土井のスタメンも多かったと思う。

 

トレードで加入した張本とピッチャーの加藤初が戦力として活躍し、長嶋巨人のV1に大いに貢献した。

中でも張本の加入により、外野からサードに回った高田には衝撃的だった。

 

投手陣は堀内、新浦、加藤初、小林、ライトといったところがローテーションだったかな...。

今みたいに中継ぎや抑えといった分業制がまだ確立されていなかった時代だったけど、

その後、角や小俣などのワンポイントリリーフが出てきたように思う。

 

俺は末次の大ファンだった。

阪神戦で山本和行から放った逆転サヨナラホームランは、きっと生涯忘れる事はないであろう。

それだけに次年度の怪我による現役引退はショックだった。

末次の怪我によりブレイクした柳田は、巨人軍史上最強の5番打者として当時もてはやされたが、俺の中では今でも史上最強の5番打者は末次だと思っている。

 

リアルタイムで観戦し、応援出来たのがそのシーズン限りだったので、後にV9時代の活躍を知り、改めて末次の偉大さに気づかされたものである。

あの伝説のスーパースター、王と長嶋の後ろを打っていたのが末次だったのである。

 

決して派手さはなく華のあるプレイヤーではなかったが、いぶし銀のような渋いバッティングで巨人のV9に貢献した。

 

今では考えられないが、当時は選手名鑑に自宅の住所が載っていた。

1度ファンレターを書いた事があったのだが、なんとサイン入りの返信を頂いた。

引退後もサイン入りの年賀状を頂いたりして、何とも律儀な方だなと思った。

 

背番号38は俺の少年の頃の憧れであり、マリーンズファンの今でも38番の選手を気にして見てしまう。

 

ちなみにマリーンズの現在の38番は高部で、巨人の38番は岸田