週刊中年オッサンデー

中年おっさんの趣味や日々のくだらない話

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はじめの一歩 最初の一屁 ~カミングアウト

彼女と付き合い始めの頃にふと思い悩むのは、いったいどのタイミングから彼女の前で屁をこくか..という事である。

 

当然最初の頃は気に入られようとカッコつけているので、屁なんか意地でもこかない。

要するにつまらない屁で嫌われたくないのである。

 

ところがデートを重ね、お互いの部屋を行き来するようになり、一緒に過ごす時間が長くなるにつれて色々と我慢する事が苦痛になってくる。屁も然りである。

 

そして自分の意思とは裏腹に、うっかり気を緩めた途端に気の抜けたような屁が出たりするのだが、実はこれが一番自然でよかったりする。

 

『あ、ごめん…』

と言って笑い合えば、より心を許し合える関係に近づいて行くというものである。

 

だからといって、それをきっかけに急に雪崩れを起こしたように屁をこきまくっていたら、すぐに愛想を尽かされるであろう。(←経験者)

 

軽くジャブから反応を見て、徐々にハードパンチを繰り出していくべきなのだ(屁?)

 

そんな俺も若かりし頃、海にドライブデートに出かけた時の事だった。

車をとめて夕日を見ながら愛を語り合おう(?)とシートを倒した瞬間に、不覚にも情けない音の屁が漏れてしまったのだ。

シートベルトを緩めるつもりが、肛門が緩んでしまったのだろう。

 

今思えばリクライニングのせいにして誤魔化す事も出来たのかもしれないが、素直に負けを認めた事により、逆に俺の誠実さが伝わったのかもしれない。(←あほ)

 

ただ、その負の状況から再度、ムードを持ち直すにはかなりの大仕事である。

挽回を焦るあまりに屁をこく前以上に紳士的に振舞おうものなら、

『こいつ、屁こいたくせに何カッコつけてんの?』

なんてドン引きされるのが目に見えてるし....。

 

やっとマジモードまでムードを盛り返したのに、彼女の顔がほんの少しニヤついて見えてしまっただけで(←被害妄想)

『おまえ、いつまで笑っとるんじゃ、屁ぐらいでこのボケ!!』

と、つい逆ギレして、火曜サスペンス劇場のように首絞めちゃったりなんかしたらシャレにならない。それこそ屁ぐらいで…w

 

ただ、逆のパターンだったら俺なんか、速攻で首絞められて死んでるな...(笑)

完全に顔がニヤついて我慢出来るわけがない。

 

眠っている時に無意識のうちに出ちゃったおならはかわいいもんだけど、地鳴りが響くような屁で叩き起こされた日にはマジでドン引きだよな....。

 

そんなのは検便、いや勘弁してほしい。

 

 


 

 

 

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