週刊中年オッサンデー

中年おっさんの趣味や日々のくだらない話

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憧れの海外旅行①

家庭を持ち、子供が生まれて家や車のローンを抱えていると、海外旅行なんて夢のまた夢だと思っていた。

 

子供が小さい頃には、海外旅行気分だけでも味わいたくて、夏休みにわざわざ成田メインの旅行に行ったりしたものである。

ラディソンホテルに泊まった時などは、外資系航空会社のクルーが多く利用しているので、エレベーターの中や朝食会場などでキャビンクルーと一緒になり、それだけで海外気分に浸って刺激を受けたものである。

(ちなみにこのホテルのプールは雰囲気も最高なんだけど、水が冷たすぎて入るのに気合が必要なんだよね...)

 

その一方でスーツケースを抱えた家族連れを横目に、
『あーあ、いいなぁ......俺たちも明日から海外旅行だったら最高だよな....』

などど、羨望の眼差しで憧れを抱いていたものである。

 

サービス業の俺には長期の休みを取る事も難しく、かといって盆や正月の価格が高騰する繁忙期になど行ける訳がなく、というか行ける要素が何一つないのが現実であった。

せいぜいハワイアンズに行って擬似ハワイ体験をする事くらいが、我が家のせめてもの贅沢だった。

 

『いつか俺たちも本物(?)のハワイへ…』

そんな風に思っていた。

 

実は子供と過ごせる時間って意外と短くって、あとで後悔しても取り戻せないし、ましてやお金でも買い戻せないほどそれは貴重な時間でもある。

 

そう考えると家族で旅行に出かけられるのも、もうそんなに時間が残されていないようにも思えてきて、
そして急に焦りだした俺は、ネットで格安海外旅行を模索し出し、そこでお盆休みのグアム往復3万8千円の航空券を見つけたのが今となればきっかけだった。

これならば我が家でも頑張れば行けるかも…と、台北経由のチャイナエアラインのチケットを思い切って手に入れたのである!!

 

そこからホテルを検索したり、あれやこれやと妄想を膨らませているのが楽しくなり、それまでの平凡な日々がなんだかウキウキとした気分になってきたのだ。

楽しみがあるという事は、日々の生活にも活力が湧いてくるである。

 

つづく